筑波大学 徳田先生の講演

先週、リリーの幼稚園がある市の私幼・認定こども園の母親研修会があり、筑波大学教授の、徳田克己先生の講演を聞いてきました。
目から鱗の話ばかり。

2時間弱の講演でしたが、常に会場の笑いを誘って時間がたつのを忘れるほど聞き入ってしまいました。

むやみに叱らない事が大切。
家で、子供を叱りたい衝動にかられたら、「ま、いっか運動」。
そんな瞬間が訪れたら、1日に20回は「ま、いっか。」と思う事で、
子供が20回怒られるのを回避できる。

でも、いけない事はいけない。って事は教えねばいけない。

★じゃ、どう叱る?
特に、3歳までは何か良くて何がいけないかをきちっと叱って、
きちっと褒めて、メリハリをつける。
子供はせいぜい3~4分しか話を聞いていない。
それ以上だと、怒られてるポイントもわからない。
「ママの言ってる事がわかった?」
「何がわかったの?」はNG
「次はどうすればいいかな?」と考えさせる事。

★体罰はダメだけど、お尻はOK(2週に2回がmax)
頭や頬はたたきやすい位置にあるけど、たたくのは、お尻が一番!
お尻を叩かれるという恐怖(叱られたという強い印象が残るが)
音が大きいわりに、子供は痛くない。

★我が家の掟を作る。
守れたら、カレンダーにシールや記録をする。
頑張った事が目に見えるようにする。

★~4年生位までは、リビング学習がよい。
親に質問したりで理解が深まるし、子供部屋にこもるより、非行率も低くなるし、
性行動などにも走りにくい。

★テレビ鑑賞
ある程度は、言語の獲得や、社会性を育むのに効果がある。
自宅で、親が発声する言葉は限られているので、テレビを全く見ないと、
言語や社会性の獲得が遅れる。
理解言語(タラちゃん・チーズ)が増えて行くのが大事。
それ以上いいのが、実体験させる事!
でも、ピラミッドの特集を見たりして、「間接体験」できるのは、テレビのいい所。
見せなきゃ損!(時間は決める事)
特に、Eテレは子供にいい影響(疑似体験)出来る番組が研究しつくされて凝縮されているから見せるべき。

★クレヨンしんちゃん、
家族愛と友情にあふれたいい番組。
お尻を出すので、下品だとか言う人がいるけれど、
子供は3、4歳過ぎたら家庭の外ではお尻を出したりしません。

★子供のお試し行動にのらない!
買って~。今回だけだから~等のお試し行動にのらない。
騒げば親は応じてくれると学習してしまう。
親がダメなものはダメ。と言ったら本当にダメなんだと植え付ける。
→子供はあきらめて、ぐずる必要がなくなる。

★発達障害
今や10人に1人。
この分野は医者はどうにもできない。
幼児期~3年生位までの家庭環境、親の働きかけにより、
ぐんと伸びる子もたくさんいる。

筑波大駒場中学~3割がアスペルガー症候群と言われてる。
みなさんは、1日に14時間も勉強できますか?
彼らの多くは、社会性がイマイチだけど、それができる人達。

ADHD(多動性・衝動性と注意力の障害を特徴とする行動の障害)
小児神経外科で、衝動を抑える薬を処方してくれる。

最後に。。。大事な事3つ!
①(失敗した時こそ)うなずいて、自己肯定感を高める。

②おやつの与え方に注意
おやつは控えて、食のリズムと整えると、精神敵にも整う。
例:大袋を出して、ちょっと食べた所で取り上げる(×)
  1つだけあげて、「1つおまけね。」と言って渡す(○)
  ↑満足感が高まる。

③スキンシップ
両親が仲がいい様子を見せよう!
「お母さん方、ご主人が出かけるときにキスをしていますか?しましょう!
今は無理?そしたら、手をにぎるとか、肩をもむとか。。。」
と先生が言っていた!

無理!無理!ですよねえ!?

せっかく、貴重な話を聞いたんだから、日々の生活に生かさなくちゃね^^

筑波大学 徳田先生の講演」への1件のフィードバック

  1. 目から鱗とはまさに!
    さすが、専門家の先生の意見は胸に届くものがありますね!
    地域のイベントで、いそのような貴重な講演が聞けるのはありがたいですね^^
    私も、子育てに活かしたいです!

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